Ichi rittaru no namida 01.docx
- 文档编号:17911225
- 上传时间:2023-08-04
- 格式:DOCX
- 页数:26
- 大小:34.29KB
Ichi rittaru no namida 01.docx
《Ichi rittaru no namida 01.docx》由会员分享,可在线阅读,更多相关《Ichi rittaru no namida 01.docx(26页珍藏版)》请在冰点文库上搜索。
Ichirittarunonamida01
『ある青春(せいしゅん)の始まり』
『とくべつ特別じゃない
ただとくべつ特別なびょうき病気にえら選ばれてしまった没什么特别的,只是特别的病选择了我
---しょうじょ少女のきろく記録少女的记录』
「にんげん人間ののう脳には、140140おく億のしんけいさいぼう神経細胞と、
その1010ばい倍もの、しんけいさいぼう神経細胞をしじ指示するさいぼう細胞があります。
それらのしんけいさいぼう神経細胞は、ちゅうすう中枢しんけい神経とまっしょう末梢しんけい神経にわ分けられ、
そのうちちゅうすうしんけい中枢神経は、だいのう大脳、あいだのう間脳、小脳、のうかん脳幹、せきずい脊髄にわ分かれています。
そのなか中で、しんたい身体をじゆう自由に、すむスムーずズにうご動かすはたら働きをしているのが、
しょうのう小脳、のうかん脳幹、脊髄です。
」
しんけいないか神経内科のいし医師・みずのひろし水野宏(ふじのきなおと藤木直人)はそうせつめい説明しながら、
いけうちしおかおり池内潮香(やくしまる薬師丸ひろこ子)にむすめ娘ののう脳のがぞう画像とせいじょう正常なのう脳のがぞう画像をみくら見比べさせる。
「おじょう嬢さんのびょうき病気は、なん何らかのりゆう理由でしょうのう小脳がいしゅく萎縮し、
そこにそんざい存在するさまざまなしんけいさいぼう神経細胞が、しだい次第にうしな失われていくというものです。
つまり、壊れていくとりかい理解してください。
你女儿的病是不知什么原因的小脑萎缩,那里的各种神经细胞会逐渐萎缩」
「こわ壊れる?
」き消えい入りそうなこえ声でき聞きかえ返すしおかおり潮香。
「さいしょ最初はほとんどじかくしょうじょう自覚症状はありませんが、
まず、ほこう歩行じ時にふらつきがみ見られるようになります。
」
あめ雨のなか中、かさ傘をさ差してとうこう登校するあや亜矢がなに何もないところでとつぜんころ突然転ぶ。
「てんとう転倒もおお多くなり、じぶん自分ともの物のきょり距離がうま上手くと取れなくなったり。
」
げたばこ下駄箱ばこで、ゆか床にお置いたかばんカバンのと取ってをつか掴もうとしたあや亜也。
だがつか掴んだいち位置はかばんカバンの2020せんちセンチほどうえ上だった。
「あるいは、うま上手くじ字がか書けなくなったり。
」
あや亜也ののノーとトをめくるしおかおり潮香。
『びょうき病気は、どうしてわたし私をえら選んだのだろう。
为什么病魔要选择我呢?
』
たどたどしいじ字でそうつづ綴られていた。
じゆう自由にうご動かないしゅ手でひっし必死につづ綴ったあや亜也のきも気持ち。
「ことば言葉を、うま上手くはな話せなくなります。
」
『お母さん、わたし私は、なん何のため為にい生きていくの?
妈妈,我为什么而活着』
のノーとトにつづ綴られるあや亜也のきも気持ち。
「しょうじょう症状は、ゆっくりですが、かくじつ確実に進行します。
」
『しょうらい将来を、そうぞう想像すると、また、べつ別のなみだ涙が、なが流れる。
お母さん、わたしけっこん結婚できる?
一想到未来,便潸然泪下。
妈妈,我能结婚吗』
=20052005ねん年33がつ月=
あや亜也は、こうこうじゅけん高校受験をまぢか間近にひか控えたちゅうがく中学33ねんせい年生。
あか明るくたよ頼れるはは母・うしおかおり潮香ととうふてん豆腐店をいとな営むにんじょうは人情派の父・ずいしょう瑞生(じんのうちたかのり陣内孝則)、
そして3人のていまい弟妹たち、あこ亜湖(なるみりこ成海璃子)、弘樹(さなだゆうま真田佑馬)、理加(みよしあんずやすし三好杏依)に
かこ囲まれて、へいぼん平凡ながらもにぎ賑やかでたの楽しいまいにち毎日をおく送っていた(度過)。
そうちょう早朝、まだそと外がくら暗いうちにみせ店のしゃったシャッターをあ開けるあや亜也。
55じ時66ぷん分。
たいむかタイムカーどドをお押し、えぷろんエプロンをつけると、ちち父・みずお瑞生につづ続き、
おとうと弟のひろき弘樹と、まだちい小さいりか理加もみせ店のてつだ手伝いにやってき来た。
きょう今日はあや亜也のたいせつ大切なにゅうしび入試日。
みずお瑞生は、けさ今朝33じ時までじゅけんべんきょう受験勉強していたというあや亜也をきづか気遣い、みせ店のてつだ手伝いは
いいと言うが、しおかおり潮香はいつもとおな同じぺペーすスをくず崩させない。
みずお瑞生はいえ家のてつだ手伝いよりも、たんご単語のひと一つでもおぼ覚えるか、すこ少しでもね寝ることを
すす進めるが、
「ここまでき来たら、じたばたジタバタしないではら腹くくる!
既然来了干活就别偷懒」とあや亜也。
「そういうこと!
」としおかおり潮香。
じじょ次女のあこ亜湖がまだみせ店にいないことにきづ気付いた、みずお瑞生がへや部屋によ呼びにいく。
「ほら!
いつまでね寝てるんだよ。
はい、お起きて~!
はい、おしごと仕事おしごと仕事!
」
「うざいウザイ!
」
「はい、あこ亜湖ちゃーん、お起きましょうね。
おしごと仕事ですよ~!
」
「ウザイ!
」
「お起きろってい言ってんだ!
たいじゅうせ体重攻め!
!
」
「まいあさまいあさ毎朝毎朝、これじゃぎゃくたい虐待だよ、ぎゃくたい虐待!
」
もんく文句をい言いながらあこ亜湖がお降りてきた。
「はたら働かざるものく者食うべからず!
もんくい文句言わない!
」とみずお瑞生。
「もんく文句じゃないわよ。
とうぜん当然のしゅちょう主張!
おこづか小遣いあ上げてよ、おこづか小遣い!
まいにち毎日1じかんはたら時間働いて、おこづか小遣いはたったの30003000えん円だよ!
じきゅう時給100100えん円だよ!
ありえ得ない!
」
「ぜいたくい言わないの。
」あや亜也があこ亜湖にい言う。
「ゆうとうせい優等生!
」あこ亜湖がふくれる。
ひろき弘樹はじぶん自分はこづか小遣いが10001000えん円だから、とじきゅう時給にかんさん換算しはじ始める。
けいさん計算にてまど手惑いけいさんき計算機をたた叩くひろき弘樹。
「おれ俺、か掛けざんにがて算苦手なんだよな。
」
「わ割りざん算!
!
除法」かぞく家族がとつ突っこ込む。
「ひろき弘樹、おまえ前はいけうちとうふてん池内豆腐店のあとと跡取りなんだぞ。
そんなけいさん計算もでき出来なくて、しょうばい商売ができ出来るとおも思ってるのか?
おまえ!
」
しおかおり潮香があや亜也に、とうふ豆腐をいっちょうちょうだい一丁頂戴、とこえ声をかける。
「はーい!
」とこた答え、みず水のなか中からとうふ豆腐をて手ですくうあや亜也。
ぼボーるルにうつ移しか変えようとしたとき時、とうふ豆腐がゆか床にお落ちる。
「もったいねー!
」とひろき弘樹。
「落ちちゃったー。
」りか理加のことば言葉にかぞく家族があせ焦る。
「きょう今日はね、そういうことば言葉、つか使わないの。
」
い言ってるそばから、き木べらをお落としたみずお瑞生が
「あ、落ちちゃった・・・あっ!
!
つか使っちゃったよ!
!
」
あこ亜湖、ひろき弘樹につづ続き、あや亜也もいえ家をと飛びだ出していく。
「あや亜也、わす忘れもの物!
じゅけんひょう受験票!
!
まったくそそっかしいんだから~。
」しおかおり潮香があわ慌ててあや亜也にこえ声をかける。
「まった全くだれ誰にに似んだか。
」みずき瑞貴がわら笑う。
しけんかいじょう試験会場へふたた再びはし走りだ出そうとするあや亜也に、みずき瑞貴はようい用意していたおまも守りをわた渡す。
「ありがとう!
」つつ包みからで出してみると「『しょうばいはんじょう商売繁盛」』のお守りだった!
「さすがおやこ親子ね。
」しおかおり潮香がわら笑う。
「ごりやく利益はいっしょ一緒だからも持ってけ。
」とごまかすみずお瑞生。
「い行ってきまーす!
」
かぞく家族にみおく見送られ、あや亜也はげんき元気にはし走りだ出した。
にぎやかであか明るい、すてき素敵なかぞく家族です。
あこ亜湖はあや亜也に、こんぷれっくすコンプレックスをも持っているみたいですね。
ひさびさ久々にみ見るなるみりこ成海璃子ちゃん、「、『るり瑠璃のしま島」』のいめイメーじジとすこ少しかぶりますが
あこ亜湖がどうか変わっていくのかもたの楽しみ。
なにげ何気ないにちじょう日常のしシーんンでしたが、すで既にあや亜也にびょうき病気のしょうじょう症状がみ見えはじ初めて
いるんですね。
めいもんしんがく名門進学校・あきかずたいとうこうこう明和台東高校のじゅけん受験のひ日、あや亜也は、しおかおり潮香たちにみおく見送られ、
は張りき切っていえ家をで出た。
が、うっかりばすバスのなか中でねす寝過ごしてしまったかのじょ彼女は、
しけんかいじょう試験会場へとあわ慌ててはし走りだ出し、ころ転んでしまう。
いそ急いでにもつ荷物をひろ拾いあつ集め、ふたた再びはし走りだ出すあや亜也。
と停めておいたじてんしゃ自転車のかぎ鍵をあ開けながら、しけんかいじょう試験会場からき聞こえてくる
かね鐘のおと音にふ振りかえ返るあそうようはかる麻生遥斗(にしきどりょう錦戸亮)。
しけんかいじょう試験会場では、もんだい問題がくば配られはじ始める。
あこ亜湖のしんゆう親友・まり(こいでさおり小出早織)がしんぱい心配そうにくうせき空席をみ見つめる。
「ジ・エンドってことだよ。
」
はるかとう遥斗がじゅけんひょう受験票をやぶ破ろうとしたとき時、うし後ろでじてんしゃ自転車がたお倒れるおと音がした。
つぎつぎ次々とどみのドミノだお倒しとなっていくじてんしゃ自転車。
あや亜也がころ転んでぶつかったのだ。
「いた痛い・・・」あや亜也はひざ膝をけが怪我してしまう。
「かんべん勘弁してよ・・・。
」はるかつ遥斗がつぶや呟く。
「ごめんなさい。
」
ふたり二人はじてんしゃ自転車をもと元にもど戻しはじ始めた。
かいじょう会場ではしけん試験がすたスターとト。
あめ雨がふ降ってきた。
じてんしゃ自転車をもと元にもど戻したあや亜也は、じぶん自分のにもつ荷物をひろ拾いあつ集める。
あや亜也がて手にするじゅけんひょう受験票をみ見たはるかつ遥斗は、みす見過ごすことが出来ず
「の乗れよ。
」
といい、うし後ろにあや亜也をの乗せしけんかいじょう試験会場へ。
ほけんしつ保健室でけが怪我のてあ手当てをしてもらうあや亜也。
あめ雨でぬ濡れたからだ体をふ拭いたはるかつ遥斗は、
「じゃあ、しつれい失礼します。
」とい言いかえ帰ろうとする。
そのとき時、ほけんしつ保健室にきょうし教師がやって来た。
「よ良かったな!
ふたり二人にはここでじゅけん受験してもらうことになったから。
」
「いいんですか!
?
」あや亜也のひょうじょう表情がかがや輝く。
「ただし、た他のじゅけんせい受験生とのこうへい公平をたも保つため為に、11じかんめ時間目のしゅうりょうじかん終了時間は
よていどお予定通りとするけど、いいね。
」
「はい!
ありがとうございます!
」
「いや、おれ俺は、あの・・・」とまど戸惑うはるかつ遥斗。
「にゅうし入試におく遅れてまでひと人をたす助けるなんて、なかなかでき出来ることじゃないぞ。
」
「いや・・・べつ別に・・・。
」びだん美談にされてしまいとまど戸惑うはるかつ遥斗。
めいわたいとうこうこうじゅけん明和台東高校受験をと止め、えすけエスケーぷプしようとしていたはるかつ遥斗だが、
このいちくだん一件のせいで、けっきょくしけん結局試験をう受けるはめ羽目になっていた。
みずお瑞生はむすめ娘のじゅけん受験をき気にしながらみせ店のきゃく客のおうたい応対。
じょせいきゃく女性客(えんじょうじ円城寺あや)のめいもんこう名門校をう受けるなんてたいしたものだ、ということば言葉に
みずお瑞生もほこ誇らしげ。
おつりのまちが間違えをきゃく客にとつ突っこ込まれ、けいさんき計算機をたた叩くみずお瑞生。
「とんびトンビがたか鷹をう生んだっていうのかしら。
」きゃく客がわら笑う。
あさひなしほけん朝日奈市保健せんたセンターでほけんし保健師としてはたら働くしおかおり潮香。
しょくいん職員や、まち町のひとびと人々から、「いけうち池内さん」「いけうち池内さん」とたよ頼られるそんざい存在だ。
たんとう担当のかてい家庭のようす様子をでんわ電話やまどぐち窓口でうかが伺ったり、かていほうもん家庭訪問をしたりと、
いそが忙しいひび日々をおく送っていた。
しけん試験をお終え、まりとこうない校内をある歩きながらきょろきょろあた辺りをみわた見渡すあや亜也。
はるかつ遥斗のすがた姿をみ見つけ、けさ今朝のおれい礼をい言うが、
「おまえ前のせいでおれ俺までう受けちゃったじゃねーか!
都怪你,连我都要参加考试」と怒られた。
ゆうしょくじ夕食時。
そのひお日起こったことをかぞく家族にはな話すあや亜也。
「おとこ男とじてんしゃ自転車にふたりの二人乗り!
?
」とみずお瑞生。
「じゃ、ちこく遅刻したの?
」としおかおり潮香。
「うん・・・」
「おとこ男ってのは、どこのどいつなんだよ!
」
「あや亜也ねぇネェならへいき平気でしょ!
じかん時間がなくてもすらすらスラスラと解けるんじゃないの?
」とあこ亜湖。
「おや親にもい言えないようなおとこ男なのか?
」
「でもはんぶん半分ぐらいしかか書けなかったんだよね・・・。
」
みずお瑞生のしんぱい心配は、かぞく家族みんなにむし無視される。
「でもその、じてんしゃの自転車乗せてくれたこ子にかんしゃ感謝しなくちゃね。
」としおかおり潮香。
「うん!
」
「かんしゃ感謝!
?
えぇ!
?
そのかんが考えかた方、おれ俺よくわかんない。
よめい嫁入りまえ前のむすめ娘が、男とじてんしゃ自転車にふたりの二人乗りしたんだぞ!
?
」
「よめい嫁入りまえ前がまずいんじゃなくて、ににんの二人乗りがまずいんじゃないの?
」
ひろき弘樹にい言われ、とまどうみずお瑞生。
「ふたり二人ともう受かっているといいわね。
」
「お落ちてたらどうしよう・・・。
」
「だいじょうぶ大丈夫だよ、そんなもん。
あ、お落ちた。
・・・!
!
あ、これ、すべ滑っちゃ、あ、すべ滑ったってい言っちゃった!
!
」
しつげん失言をく繰りかえ返すみずお瑞生だった。
とうこう東高のごうかくはっぴょうにち合格発表日、あや亜也としんゆう親友のまりは、そろってごうかく合格する。
だ抱きあ合ってよろこ喜ぶふたり二人にこえ声をかけてきたのは、あや亜也がちゅうがくじだい中学時代からあこが憧れる、
ばすけバスケぶ部のせんぱい先輩・かわもとゆうじ河本祐二(まつやま松山けんいちケンイチ)だ。
「ふたり二人ともう受かってよ良かったな、おめでとう。
」
「ありがとうございます!
」
かわもと河本はいっしょ一緒にいたばすけバスケぶ部のたけだ武田をふたり二人にしょうかい紹介する。
「いけうち池内、こうこう高校でもやるだろ?
ばすけバスケ。
」
「はい!
」
「よ良かった。
」
ふたり二人がさ去ったあと、まこはあや亜也をひ冷やかした。
「ちゅう中11からだっけ?
かたおも片思いしてるの。
いいかげん加減、こく告ったら?
初一开始的吗?
单相思,告诉他吧」
「ムリムリ!
ぜったいむり絶対無理!
不行不行,绝对不行」
「じゃあ、わたし私がか代わりにあや亜也のきも気持ち、つた伝えてあげようか?
」
「だめダメ!
そんなのぜったい絶対だめ!
」
あや亜也のかたおも片思いがじれったくてしかたないまこだった。
そのひ日のよる夜、あや亜也のごうかくいわ合格祝いがおこな行われる。
「よ良くやった。
さすがおれ俺のむすめ娘だ。
」
「お父さん、とうこう東高じゃないじゃん。
」あこ亜湖はふきげん不機嫌そう。
「亜也姉ちゃん、おめでとう。
」りか理加があめだま飴玉33こ個、あや亜也にぷれぜんとプレゼントする。
「あや亜也ねぇネェ、これやるよ!
」ひろき弘樹は『ワンピース』のフィギュアをプレゼント。
うれ嬉しそうにう受けと取るあや亜也に、
「ありがとうなんてよくい言えるね。
そんなのもら貰ってうれ嬉しいはずないじゃん。
」
「うれ嬉しいよ。
だってひろヒロのたからもの宝物だもん。
」
「さっすが、ゆうとうせい優等生。
」
「またすぐそういうことい言う。
」しおかおり潮香がたしなめる。
「あこ亜湖ねぇネェはなん何ぷれぜんとプレゼントするんだよー。
亚湖姐又送什么了」弘樹が聞く。
「するわけないじゃん!
じぶん自分がほ欲しいふく服もか買えないのに。
」
あこ亜湖のしせん視線からに逃げるみずお瑞生。
「だいたい大体さ、みんなでとうこう東高、とうこう東高っておおさわ大騒ぎしちゃって、ばかバカみたい。
」
「これは、お父さんからのおいわ祝いだ。
じゃジャーんン!
」
みずお瑞生があや亜也にわた渡したものは、AYAAYAとなまえ名前のほ彫られたおてせいうでどけい手製腕時計。
おせじ世辞にもじょうず上手とはい言えないようなそのさくひん作品を、
「ありがとう!
」とうれ嬉しそうにう受けと取るあや亜也。
みずお瑞生はむかし昔、とけいや時計屋でしごと仕事していたことがあったのだ。
「あこ亜湖にもとくべつ特別ぼボーなすナスだ。
」
あこ亜湖のひょうじょう表情がかがや輝く。
が、わた渡されたのは、チューリップとAKO、とアップリケの付いたシャツ。
「かわい可愛いだろう。
お父さんさ、むかしほうせいこうじょう昔縫製工場でしごと仕事してたこともあるんだ。
」
そのしゃつシャツにあきれかえ返り、う受けと取ろうともしないあこ亜湖。
「ほんとう本当にいろんなことやってたんだね。
」あや亜也がい言う。
「なに何してもながつづ長続きしなかったってことだろ?
」とひろき弘樹。
「なに何をい言ってるんだ。
お父さんはな、じぶん自分にあ合っているしごと仕事をみ見つけるため為に、
だきょう妥協しなかったんだよ。
」
「もの物はい言いようだね。
」あこ亜湖がつめ冷たくい言う。
「でもいろんなしごと仕事をして、やっとおみせ店をつ継ごう、おとうふ豆腐をつく作りたいって
こころ心のそこ底からそうおも思えるようになったんだから、それでよ良かったのよ。
」
しおかおり潮香がい言う。
き気をよ良くしたみずお瑞生は、しゃつシャツをあこ亜湖に当ててみるが
「こんなださダサいのき着れるとおも思ってるの!
?
」とあこ亜湖がつき返す。
「いえ家でき着ればいいじゃん。
」とあや亜也。
「いえ家で!
?
」しょっくショックをう受けるみずお瑞生。
「あ、ね寝るとき時とか!
」としおかおり潮香。
「ね寝るとき時!
?
」
「せセーたターのした下にき着るとか!
」とひろき弘樹。
「せセーたターのした下!
?
・・・そんなにダサいのか・・・。
」ますますお益々落ちこ込むみずお瑞生。
「ねぇ、お母さん。
せっかくのごうかくいわ合格祝いなんだし、お父さんにびビーるルをの飲ませてあげて。
」
あや亜也がていあん提案する。
「え・・・。
」
「おねが願い、いっぽん一本だけ。
」あや亜也がて手をあ合わせる。
「ま、しょうがないか。
」
みずお瑞生はおおよろこ大喜び。
「ひさ久しぶりのびビーるルに、あや亜也のおしゃく酌。
もうさいこう最高だな。
」
びビーるルをそそ注ぐあや亜也のてもと手元がくるう。
「ごめん!
!
わたし私ってほんとう本当にそそっかしい!
ごめん!
!
」
しおかおり潮香はそんなむすめ娘のようす様子に、すこ少しふあん不安をかか抱える。
あそうけ麻生家。
へや部屋ででんき電気もつけずにべっどベッドによこ横になりCDをき聞くはるかつ遥斗。
へや部屋をのっくノックし、りょうしん両親がはい入ってきた。
「おそ遅くなってすまなかったな。
きゅう急なオペが入ったものだから。
ごうかく合格、おめでとう。
」ちち父・よしふみ芳文(かつのよう勝野洋)がい言う。
「ありがとうございます。
」ちちおや父親のほう方をみ見ずにこた答えるはるかつ遥斗。
「これで、わたし私やけいすけ圭輔(さとうゆうき佐藤祐基)のこうはい後輩だな。
」
「もうすこ少しうれ嬉しそうにしたら?
ほんとう本当にへん変なこ子ね。
ごうかくはっぴょう合格発表もみ見に行こうとしないし。
ごうかく合格したこと、たんにん担任のせんせい先生がれんらく連絡くださったのよ。
」とはは母・さちこ佐知子(うさぎもとゆき兎本有紀)。
「じしん自信がなかったのか。
さあ、しょくじ食事にい行くからしたく支度しなさい。
」
はるかつ遥斗がりょうしん両親としせん視線をあ合わすことはなかった。
りょうしん両親がで出ていったあと、はるかつ遥斗はかざ飾ってあったかぞくじゃしん家族写真をみ見つめる。
はるかつ遥斗のちちおや父親はおいしゃさま医者様なんですね。
ごうてい豪邸にす住むはるかつ遥斗。
へや部屋にはおお大きなてんたいぼうえんきょう天体望遠鏡もあります。
かぞくじゃしん家族写真には、ちち父・はは母、そしてあに兄・けいすけ圭輔といっしょ一緒にうつ映るえがお笑顔のはるかつ遥斗。
こうしき公式HPきゃすとキャストらん欄によると、けいすけ圭輔は1616さい歳、となっています。
な亡くなっているんでしょうか・・・。
じゅけんべんきょう受験勉強でつか使ったさんこうしょ参考書などをかたづ片付け、きぼう希望にみ満ちたえがお笑顔でにゅうがくしょるい入学書類のはい入った
ふうとう封筒をて手にと取るあや亜也。
そのもじ文字がゆがむ。
とき時をきざ刻むおと音がおお大きくな鳴りひび響く。
「つか疲れてんのかな・・・。
」とつぶや呟くあや亜也。
にゅうがくしき入学式のあさ朝。
ちち父がくれたうでどけい腕時計をはめ、あたら新しいせいふく制服にみ身をつつ包んだあや亜也。
かぞく家族もあや亜也のせいふくすがた制服姿におも思わずえがお笑顔になる。
「りか理加もき着たいー!
理加也想穿」
「じゃあいっしょ一緒にみんなでおな同じこうこう高校にい行こうか。
」あや亜也のことば言葉に
「それいやみ嫌味?
わたし私のせいせき成績で、とうこうう東高受かるわけないじゃん。
」
「そんなことないよ。
」
「べつ別にい行きたくないし。
」
りょうしん両親はしごと仕事のため、にゅうがくしき入学式にい行くことができ出来ない。
みずお瑞生はごご午後からひら開ければいいと、さっそくきが早速着替えていたが、
「ごご午後からひら開けるおとうふや豆腐屋さん、どこにいんのよ!
」つま妻がきゃっか却下。
「ねぇお父さん!
しゃしんと写真撮って。
」あや亜也がい言った。
いえ家のまえ前でポーズをき決めるあや亜也。
みずお瑞生がしゃったシャッターをお押す。
みずお瑞生はしおかおり潮香をよ呼びふたり二人をなら並ばせしゃったシャッターをお押す。
「おまえ、すこ少しや痩せたんじゃないか?
だいこうかたちそうりょういちてんあ妳好像瘦了一点啊」かめらカメラをかま構えたみずお瑞生がい言う。
「へん変なだいえっとダイエットでもしてるんじゃないでしょうね?
」しおかおり潮香がしんぱい心配する。
「してないよ。
」
「ならいいけど、いま今はからだ体をつく作るだいじ大事なとき時なんだからね。
」
「わかってる。
」
ふたり二人がかめらカメラにむ向かってほほえ微笑む。
つづ続いて、かぞくぜんいんなら家族全員並ばせるみずお瑞生。
かめらカメラのまえ前で、かぞく家族がえがお笑顔をつく作る。
あこ亜湖だけがふてくされたまま。
かぞく家族のきねんしゃしん記念写真がさつえい撮影
- 配套讲稿:
如PPT文件的首页显示word图标,表示该PPT已包含配套word讲稿。双击word图标可打开word文档。
- 特殊限制:
部分文档作品中含有的国旗、国徽等图片,仅作为作品整体效果示例展示,禁止商用。设计者仅对作品中独创性部分享有著作权。
- 关 键 词:
- Ichi rittaru no namida 01