日剧原文SPEC未详第二回.docx
- 文档编号:10053493
- 上传时间:2023-05-23
- 格式:DOCX
- 页数:35
- 大小:30.31KB
日剧原文SPEC未详第二回.docx
《日剧原文SPEC未详第二回.docx》由会员分享,可在线阅读,更多相关《日剧原文SPEC未详第二回.docx(35页珍藏版)》请在冰点文库上搜索。
日剧原文SPEC未详第二回
『天の双眸』
警視庁公安部公安第五課、未詳事件特別対策係。
通称?
ミショウに飛ばされてきた刑事、瀬文焚流(加瀬亮)は、
同僚の当麻紗綾(戸田恵梨香)と共に追っていた事件で
左腕を負傷。
聴聞委員会
「VTRの証拠にもありますように、容疑者脇智弘は、
異常な身体能力の持ち主で、自分は発砲せざるを得ない
と判断し、」と瀬文。
「容疑者脇智弘を射殺した。
」
「いえ。
自分は一瞬にして銃を奪われ、その銃で撃たれました。
」
「いい加減にしろ!
」
「自分は、事実だけを述べております。
」
その様子を見つめる津田(椎名桔平)。
病院、当麻の見舞いに行く瀬文。
「まだ意識は戻らないんですか?
」
瀬文は看護師に聞いてみる。
「え?
昼はご飯めちゃくちゃ食ってましたけど。
」
「?
?
?
」
ベッドの下には空になった寿司桶、中華、丼の食器、
合わせて10人前以上!
「退院してくれると、ありがたいですー。
」と看護師。
当麻はいびきをかいて爆睡中。
そんな当麻を思い切りグーで殴る瀬文。
「起きろ。
変えるぞ。
」
「鼻血?
?
?
鼻血?
?
?
」
帰っていく二人を病院の屋上から海野医師(安田顕)が
爪を噛みながら見つめていた。
「海野先生。
」美鈴(福田沙紀)が声を掛ける。
「?
?
どうしました?
」
「不思議な事が。
」
「不思議な事。
」
「ええ。
」
歩道を歩く当麻と瀬文。
「殴ることないっしょ。
」
「お前聴聞委員会わざとサボったな。
」
「だって意味ないじゃないですか、こんな茶番劇。
」
当麻はそう言うと、携帯に録った音声を流す。
「お前!
聴聞委員会盗聴してたのか!
?
」
「一応気にしてあげてたんですよ。
どうせ上のやつらは、事件をごく当たり前の事件として
処理したいだけなんっすよね。
てか警察が手におえるような相手じゃないのに。
」
「お前相手を知っているのか?
」
「?
?
?
瀬文さんも、もっと上手くごまかせばいいのに。
時間の無駄ですよ。
」
「時間の無駄だと!
?
人が、目の前で二人やられた。
一人は死に、一人は植物状態!
」
「っても、警視庁のお偉方は絶対に信じないっしょ。
」
「?
?
?
じゃあ明日。
」
二人は別々の方向へ。
「?
?
?
当麻!
?
?
?
無事で良かった。
」
「?
?
?
はい。
」
当麻の無事を喜ぶ本心が瀬文らしいセリフで現れていたのが
嬉しかったです。
この瀬文、軍人マニアらしいですよ!
そんな雰囲気をかもし出していますね~。
病院
「変なビジョンを?
」と海野。
「あれ以来、兄に触れるのが怖くて。
」
「どんなビジョンだった?
」
「私と、兄の最後の会話とかです。
」
「?
?
?
」
「事件のあの日、私は、進学のことで兄とケンカしたんです。
そのまま私は家を飛び出しちゃって。
兄は、その後あんなことに。
」
「うーん。
それは興味深いね。
事件の時の様子も見えたのかな?
」
「?
?
?
」
「人間というのは不思議な生き物でね。
ストレスや疲れで、脳の中で色々なことが起きる。
美鈴ちゃんんもお兄さんの事件があって、ずっと眠ってない
みたいだし。
検査してみようか。
」
海野は美鈴の能力に興味を持った?
それとも、元々知っていた?
美鈴の能力をコントロールするための検査?
美鈴がキーパーソンという可能性があっても面白いかも。
ミショウ
「おはようございます。
」瀬文がリフトで上がってくる。
「あ、おはよう。
リモコン、ドーンってやらないで。
管理に怒られちゃうから。
」
と野々村(竜 雷太)。
当麻はカツサンドをパクパク食べている。
「朝からまい泉のカツサンドかよ。
」
「おはようございます。
」と当麻。
「いや良かったよねー。
当麻君意外に早く回復して。
あ!
雅ちゃん!
!
あのね!
雅ちゃん!
!
」
雅がリフトで上がってきた。
「あ!
ドーンってやらないで。
まもなく、まもなくね、」と野々村。
「私出来たかも。
」
「?
?
?
」
「公安部未詳事件特別対策係にお客様が。
それでは張り切って、どうぞ!
」
雅に連れてこられたのは、神父の大島(佐野史郎)。
「大島と申します。
」
「その、格好は?
?
。
」と野々村。
「牧師みたい。
」と当麻。
「神父です。
」
「本物か?
」と瀬文。
「ちょっと失礼。
」
大島は携帯をピコピコ操作し始め?
?
?
。
「それで、大島牧師。
」と野々村。
「神父です。
カトリックなんで。
」
「あ、失礼。
神父様が、どんなご相談で?
」
「私、ボランティアで死刑囚の方々の話を聞く教誨師を
やっております。
」
「死刑囚!
?
」食いつく当麻。
「実は、桂小次郎という死刑囚が妙な事を言い出しまして。
」
早速警視庁データベースで検索する瀬文。
「桂小次郎、何と言い出したんですか?
」と野々村。
「警察に挑戦すると言うんです。
」
「ほぅ。
」
「彼は、何人もの女性を殺害し、その手口の残忍さから
死刑の判決を受けました。
それから4年、死刑と向き合う日々の中である日、
自分に神の力が宿ったと言うようになったのです。
」
「神の力!
?
」ますます食いつく当麻。
(回想シーン、刑務所の面会室)
「千里眼です。
空間を越え、時間を越えて、私には、真実が見えるように
なったんです。
」と桂。
彼の右目はブルー。
「はぁ?
?
。
」困惑する大島。
「警察が無能なあまり、罪を償うことなく、
青空の下のうのうと生きている犯罪者が、どれほど沢山
いることでしょうか。
未だに癒えぬ被害者の怒りや悲しみが天に届き、
神が?
?
?
私に命じたのです。
神にかわって、この千里眼を用い、天罰を下せと。
」
「この国は法治国家ですよ。
」
「では、こういうのはどうでしょうか。
まずは警察に任せ、万が一警察が無能で犯人を24時間以内に
見つけられない場合は、私が神に代わって裁きを下す。
」
「?
?
?
そんな。
」
「最後の審判でラッパを吹く、大天使?
ガブリエルが、
この、私なんですよ。
」
(回想終わり)
「ガブリエルか。
」
当麻の手には"JUDGEMENT"のカード。
「あ、ガブリエルって相撲の技だよね?
荒瀬の得意だった。
」と野々村。
「?
?
?
?
?
」
「あ、がぶりより?
?
」
「裁きを下すって、どういう意味ですか?
」と瀬文。
「私も聞いてみました。
まさか刑務所から人を殺すわけではないでしょう?
と。
」
「で?
」と当麻。
(回想)
「殺すんですよ。
当たり前でしょ。
」と桂。
(回想終わり)
「キターーーーーーッ!
!
」とはしゃぐ当麻。
そんな当麻の額目掛けて、ペットボトルの蓋を投げつける瀬文。
当麻、失神。
「ま、確かに、ご相談は承りました。
ま、死刑囚のことですしあらぬことを口走ることもありますので、
今日のところは、これで、」と野々村。
「なるほど。
取り合っていただけないということで宜しいですか?
」
大島はそう言うと、携帯をピコピコ。
直後、上司から野々村に電話が入る。
「バカヤロウーーー!
!
野々村君!
君の言動が、ツブヤイターで実況されてるぞ!
!
」
「はい?
」
「すぐに対処したまえ!
!
」
「あなたツブヤイターで、今の私たちのやり取りつぶやきました?
」
「ネットで炎上してますよ。
警視庁、未詳なう。
」
瀬文は早速tubuyaiterをチェックしていた。
『警視庁、未詳なう。
たらいまわしで態度悪い。
神父の格好本物?
って言われた。
』
『死刑囚の殺人予告を警視庁捜査一課に報告。
とりあってくれない。
これでいいのか警視庁』
大島牧師(Ohshima-father)の書き込みにtubuyaiterは大炎上。
「あんた、性格悪いね。
」
「未詳、なう。
あんた性格悪いねってまたも失礼な発言を、」
と携帯で打つ大島。
「待った!
待ったなう!
!
」と野々村。
「係長!
」と瀬文。
「わかりました。
当麻君!
当麻君!
」当麻を起こす野々村。
「この勝負、受けて立ちましょう。
頼んだよ、当麻君。
瀬文君!
」
「やった!
死刑囚に負けねーぞ!
」と当麻。
「それは、命令でありますか?
」と瀬文。
「で、勝負のお題は決まっているんですか?
」と当麻。
「ええ。
捜査一課にも伝えましたが、10年前の未解決事件の、」
「失礼しまーす。
」
「近藤君!
!
いや、近藤弐二係長!
」
「ケイゾクは力なり!
」と近藤(徳井優)。
「御意。
」敬礼しあう二人。
近藤はケイゾクのレギュラーでしたね!
「瀬文であります。
」瀬文は自己紹介。
「お噂はかねがね。
そちらは、当麻さんですね?
」
「はい。
」無愛想な当麻。
「?
?
?
その、ケイゾク事件の、資料をお持ちしました。
テレ朝版じゃなくて、恐縮です。
」
「いえいえ。
」
資料をひったくる当麻。
「青山華道家、死体無き殺人事件です。
」と近藤。
「10年前の9月11日の、午後5時半頃、
新進気鋭のカリスマ華道家、鬼門拓也が、青山のアトリエから
妻の真理子に電話を掛け、その最中に銃声が聞こえ、電話が切れた。
妻は、殺人事件ではないかと警察に相談。
妻とお手伝いさんによって開けられた鬼門のアトリエには、
何者かと争った形跡があり、確かに事件性を感じさせるものであった。
しかし死体は見つからず、結局鬼門は失踪扱いのまま、10年が経過。
死刑囚の桂は、それを殺人事件と決め付け、
犯人を24時間以内に裁くと言ってるわけか。
萌えるな。
ククク?
?
。
!
!
今なんか、視線を感じたんだけど。
」上を見上げる当麻?
?
?
。
刑務所
「ターイム、ショック!
24時間だけど。
」
天井を見つめながら呟く桂。
天罰まで24時間。
並木道を歩く瀬文、当麻、野々村。
「これがツブヤイターか。
又、書き込んでるぞ、大島さん。
」と野々村。
「死刑反対派がブツブツ言いますよ。
」と瀬文。
「でもさー、ツブヤイターってぶっちゃけ近々すたりそうじゃないですか?
」
キャリーバッグで瀬文の足を轢く当麻。
「イッテ!
!
」
鬼門家
「また捜査していただける時が来るなんて。
こう言っては語弊があるかもしれませんが、今度の事では
死刑囚の桂さんと神父様に、本当に感謝しているんです。
」と妻?
真理子。
「はあ?
?
。
」と野々村。
「この日の為に現場をそのままにしておいて、本当に良かった。
」
「助かります。
」
「何で、そのままなんですか?
」と瀬文。
「この空間に、鬼門の魂がまだ生きているんです。
ですから作品も、そのまま生かしているんです。
」
「?
?
?
枯れている。
真っ黒だ。
確かに血の臭いがしますね。
」と瀬文。
「かぐわしいですなぁ。
」と当麻。
どこからか、鈴虫の声。
「都内なのに鈴虫がいるんですな?
」と野々村。
「ここに、飼っているんです。
」
「ぶっちゃけ?
?
めっちゃキモイっすよね。
」と当麻。
そんな当麻に瀬文、肘鉄!
「ウッ!
!
」
「夫は仕事に煮詰まると、この部屋に何日も篭って
いたんです。
四季を感じながら創作に打ち込んでいたんです。
」
「鬼門さんは、ここで誰かと争ったんですね。
」
「はい。
垣が割れて、本などが崩れていて、誰かともみ合った痕跡が。
」
「これお茶カップですね。
ということは、お茶を飲んでいる時に殺されたんですね。
」
当麻は床に転がっているティーカップを棒で叩きながら言う。
「当時の調べによると、容疑者は二人。
鬼門さんの片割れと言われた板野貞雄さんと、
愛弟子と言われた、松井和生さん。
」
「ええ。
板野さんは当初から夫と二人三脚で、
鬼門会館を起こしてくれた人で。
でも、経営方針でよくもめていたんです。
松井は、鬼門も認める才能の持ち主で、
そのせいか、生け花の方向性でいつも衝突していました。
」
「でもお二人とも、確実なアリバイがあったんですね。
鬼門さんが奥さんと電話で話していた、午後5時30分、
その時間板野さんは、京都へイベントの打ち合わせに向かっており、
松井さんは、家族と映画を見ていた。
」と野々村。
「わざわざ映画を家族で。
アリバイを確保するためのわざとらしさみたいなのを
感じますね。
」と瀬文。
「僕も、一度も女房と二人でわざわざ映画見にいったことはないねー。
だから新しい恋にいっちゃうのかな。
」
「野々村係長!
」
「ごめんちゃい。
」
「今そのお二人は?
」
「鬼門が亡くなって、逆に溝が消えて、今では私を支えてくれています。
」
「いい話だ。
しかし、何て言っていいか。
電話中に殺されたなんて、奥さんもさぞショックだったでしょう。
」
涙ぐむ真理子。
「すみません。
お辛い事を思い出させてしまって。
」
棒でカーペットを叩く当麻。
「なんだ?
」と瀬文。
「銃で撃たれたにしては、血痕が少ないっすよね。
」
「当時鬼門さんには、自傷行為の癖があった。
つまりリストカットである。
で、血痕は襲われた時のものか、リストカットの時のものだったか
不明とされている。
ここから殺人の線より、自殺目的の失踪説へと捜査の方針が
傾いた。
」
「自傷行為と自殺は違います。
自傷行為は彼にとっての創作活動の一環だったんです!
」と真理子。
「ま、創作行為中の時の血、という可能性もありますが、
出血量が少ないからと言って、銃で撃たれてないってことでも
ないんですよね。
小口径の銃弾なら、貫通しないから出血も
知れてますし。
当たり所によっては、歩けるくらいです。
」
「プスプス、プスプス、プスプス。
」と当麻。
「何だよっ。
」
「てか、殺すことが目的なのになぜ、確実じゃない小口径の銃を
使う必要があるんですか?
」
「犯人が女の場合大型の銃は使えない。
反動が大きすぎて当たらん。
」
「そっか。
」
真理子の華奢な手を見つめる当麻、瀬文。
「あとは、死体を運び出す必要があるのに、自分で運び出せない場合。
つまり、非力な女性とかの場合だ。
怪我をさせ、脅し、自力で歩かせたあと、車などで山中に
連れていってから殺す、という場合もある。
」
「?
?
?
私を疑っていらっしゃるんですか?
」
「申し訳ないですが、一応全員疑わないとね。
」
瀬文の言葉に大きく頷く当麻。
「?
?
?
」
「じゃ、他のメンツも洗いに行きますか。
」
「しまえよ資料!
!
」
天罰まで20時間
板野のアトリエ
「マイケル?
」板野(斎藤工)にそう呼びかける藤間。
「コラ。
すみません。
板野さんですね?
お忙しいところ恐縮です。
」と野々村。
「いえ。
」
「10年前、鬼門さんが失踪した時のことなんですが。
覚えていらっしゃいますか?
」
「警察には何度もお話したことですが、その日は京都のイベントで
出張していました。
」
「その点についてはイベント関係者大勢の証言もあります。
」と瀬文。
「あなたのファンの方のブログもいくつか見ましたよ。
一緒に、写真撮られたりしてましたね。
」と当麻。
「よく見つけましたね。
懐かしいな。
京都の会場に入ったときに無理やり撮られちゃって。
」
「アリバイはバッチリです!
複数の人のブログにUPされていましたから。
いやぁ、韓流スターみたいですね。
いい匂い!
」
うっとりとした表情で板野の臭いを嗅ぐ当麻。
「何をお話すれば。
」
「当時、鬼門さんとは経営方針を巡って、もめてらしたそうですが。
」と瀬文。
「ええ。
私は家元制度のシステムを構築しようと考えていたんですが、
鬼門はそんなの必要ない、自分一代で終わっていいんだという
考えでしたから。
」
「もめてらしたのは、それだけですか?
」
「は?
」
「失礼ですが、まだ独身でいらっしゃいますよね?
」
「それが何か。
」
「あんな美しい未亡人が側にいたら、自分だったら
どうしてるかなと思いまして。
」
「瀬文君!
」と野々村。
「10年前も警察の方にそんなことを聞かれました。
警察の方は、そういうゲスの勘繰りが好きなんですな。
」
「ええ。
犯罪者はみんな、ゲスなんでね。
」
「?
?
?
私は、何しろ鬼門とは、若い頃から同じ釜の飯を
食った仲です。
」
「カマ。
」歯をほじりながら呟く当麻。
「真理子さんも家族のように思うんで、色っぽいことは何も。
?
?
?
約束があるんですが、まだ何か?
」
「プスプスー、プス、プス、プスプスー、プス、プス、」
「何ですか?
」
「資料によると板野さんはその日、青山のアトリエにいる
鬼門さんと話したということですが。
」と当麻。
「ええ。
殺される30分くらい前。
つまり5時ちょっと前ですか。
突然僕の携帯に掛かってきたんです。
」
「ちなみに何故、アトリエにいると思ったんですか?
」
「鈴虫が電話の向こうでリンリン鳴いていたんですよ。
あんなに鈴虫が鳴いている場所、アトリエぐらいしかないでしょう?
」
「確かに、うるさかったー。
佃煮にしてやろうかと思いましたよ。
」
「それイナゴ!
」と野々村。
「気があいますね。
」
板野の言葉にニッコリ微笑む当麻。
「では。
」
「あっしたー。
おつかれっしたー!
」
続いて3人は、松井の華道教室へ。
『鬼門流 華道 心得
一.静により動を生む
二.華により鬼を宿す
三.美によりて鬼を鎮める
四.今をとらえ、ここに活ける
五.美を留め輝きを広げる
六.水のごとく流れ
七.空のごとく広がる
八.風のごとくそよぎ
九.土のごとく温かに
十.命のままを留める』
「今更何が聞きたいって言うんですか?
」と松井。
「感じわるっ!
」そっぽを向く当麻。
「10年前、鬼門さんが失踪した日のことなんですが。
9月11日の午後5時半頃は、ご家族と一緒にいらした
そうですね?
」と瀬文。
「それが何か?
」
「映画を見ていたとか。
タイトル何でしたっけ?
」
「カマかけてるんですか?
」
「カマ?
」と当麻。
板野の「同じ釜の飯」にも反応していましたね。
「失礼だなー。
」
「そう言わず、答えて下さいよ。
」と瀬文。
「パリタク2です。
」
「マルセイユからカンヌまで、タクシーが爆走する話でしたよね?
」
「そうですね。
」
「?
?
?
タクシーの行き先は、パリです。
」
「?
?
?
」
「チョロい。
チョロすぎる。
」と当麻。
「もしや映画の途中で抜け出している?
」と野々村。
「あの時は子どもが風邪気味で途中で吐いちゃって
大変だったんです。
映画の後半は見ていません。
それでしたら、妻と子どもに裏取ってもらっても結構です。
」
「じゃあ連絡先を教えて下さい。
」
「離婚したんです。
私のほうからわかりません。
」
「調べられると厄介な何かがあると考えてもいいですね?
」
「勝手に色々考えて下さい。
」
天罰まで16時間
中部日本餃子の「CBC」
「私の長年の勘では犯人は松井だね。
何しろ、アリバイがあやふやだ。
」と野々村。
「バカウマ。
大名古屋湯で」
「又解決しちゃったね、当麻君。
」
「あと10人前追加してもいいですか?
」
「いいよ、報奨金出るし。
」
そこへ瀬文がやってくる。
「どうだった?
」と野々村。
「松井の別れた妻が覚えていました。
映画の途中で子どもが吐いて、大騒ぎだったと。
」
「では?
?
松井は犯人ではない。
」
「ということです。
」
「?
?
?
板野だ!
板野で犯人決定!
」
「板野は京都にいたんですよ。
どうやってアリバイ崩すんです?
」
「板野は京都にイタノー。
あ、ごめん、餃子10人前キャンセル。
」
「えーーっ。
」
「だってさ、お祝いしているような場合じゃないじゃないのー。
」
「何でですか?
犯人わかってるじゃないですか。
」
「え?
」と野々村と瀬文。
「バカでもわかりますよ。
てか問題はトリックなんですよ。
!
!
」
天井を見つめる当麻。
刑務所
「餃子さ?
?
茹ですぎ。
」と桂。
餃子を茹でているのが見えてる!
?
天罰まで8時間
ミショウ
机の上に立ち、天井に頭をくっつけて考える当麻。
「またかよ。
」と瀬文。
「ウッセー。
」
そして当麻は床に正座をし、筆を取ると、
頭に浮かんだ文字を書いていく。
『京都』『青山』『アリバイ』『鬼門』『ブログの写真』『銃声』
『電話』『鈴虫』そして、『血根』。
「間違ってるだろ!
」と瀬文。
悔しそうに書き直す当麻。
『血こん』
『カップ』
書き上げた半紙を足で踏みつけビリビリに破り、真上に放り投げる。
「いただきました。
」
『犯人は』
天罰まで2時間
パーティー会場の花を生ける板野。
そこへ、当麻、瀬文が姿を現す。
「何か?
あまり時間がないんですが。
」
「大丈夫です。
こちらも時間ないんで。
実は、鬼門さんを殺した犯人を速やかに逮捕しないと、
天罰によって犯人が殺されちゃうかもしれないんで。
」と当麻。
「じゃあ早く逮捕してあげて下さいよ。
」
「でもー、そんなに助けたい気もしてないんですよねー。
だってー、自業自得じゃないですか。
」
当麻の背中をキックする瀬文。
「ウッ!
イテ?
?
」
「お前それでも刑事か。
」
「瀬文さんもそう思っているくせに!
!
」
「あの!
」と板野。
「うん?
」と当麻。
「用がなければお引取りいただきたいんですけど。
集中したいんで。
」
「用はありますよ、板野さん。
ふふ。
鬼門さんを殺したのあなたなんで。
」
「?
?
?
鬼門が殺された時僕は京都にいたんですよ。
どうやって殺すっていうんですか?
」
「これ以上聞きたいですか?
」
「そりゃそうでしょ。
」
「ご存知のくせに。
事件を整理してみましょう。
鬼門拓也が青山のアトリエから妻の真理子に電話を掛け、
その最中に銃声が聞こえ、電話が切れた。
その時間、板野さんは京都へイベントの打ち合わせに向かっていた。
」
「その通りですよ。
」
「おかしいんです。
めちゃくちゃおかしいんです。
」
「何が?
」
「犯人は、鬼門さんと奥さんが電話をしている時に発砲しています。
わざわざです。
なぜわざわざ、奥さんと話しているときを選んで、
撃つ必要があったのか。
」
「金目当てのやつが、相手の隙を付いて入ってきて、
で、撃ったんじゃないのかな。
」
「チュ。
私が強盗なら、電話を切った後に殺します。
電話の相手に通報されちゃいますからね。
」
「?
?
?
」
「てことは犯人は、鬼門さんが奥さんに電話している
その瞬間をわざわざ狙って撃ってるってことです。
その目的はたった一つ。
犯人にとって、有利なアリバイを作ることでしょう。
」
「?
?
?
」
「まだ聞きたいですか?
」
「巻きでお願いします。
」
「いいっすか。
鬼門さんが奥さんに残した最後の言葉は、
(今青山のアトリエで次のイベントのプランを練っててな、)
犯人にとって、とっても必要なアリバイを、
被害者自身が妻に告げた直後に、撃っている。
これがまさに、犯人の目的です。
」
「結論から言ってくれないかな。
忙しいんだ。
」
「結論から言うとですね、まずあなたは、自分のアリバイを作るために
事件の現場を偽装したんだと思うんですよ。
部屋を荒し、松井さんに罪を擦り付けるために、
知り合いの犯行ってことで、お茶カップを置いたり、
芸術家らしい丁寧なお仕事だったと思います。
まあ残念なことに、松井さんは家族とたまたま映画を見に行っていて
- 配套讲稿:
如PPT文件的首页显示word图标,表示该PPT已包含配套word讲稿。双击word图标可打开word文档。
- 特殊限制:
部分文档作品中含有的国旗、国徽等图片,仅作为作品整体效果示例展示,禁止商用。设计者仅对作品中独创性部分享有著作权。
- 关 键 词:
- 日剧 原文 SPEC 未详 二回