李XX论文闫3修改.docx
- 文档编号:14235274
- 上传时间:2023-06-21
- 格式:DOCX
- 页数:14
- 大小:25.03KB
李XX论文闫3修改.docx
《李XX论文闫3修改.docx》由会员分享,可在线阅读,更多相关《李XX论文闫3修改.docx(14页珍藏版)》请在冰点文库上搜索。
李XX论文闫3修改
中日婚活文化についての対照研究
専門:
日本語(人材資源管理)
学籍番号:
10124116
氏名:
李XXX
指導教師氏名:
闫金种
申請学位:
学士
論文提出期日:
2014年4月
学位授与機関:
天津科技大学
关于中日婚活文化的对照研究
专业:
日语(人力资源管理)
学号:
10124116
姓名:
李湛
指导教师姓名:
闫金种
申请学位级别:
学士
论文提交日期:
2014年4月
学位授予单位:
天津科技大学
要 旨
婚姻は誰にとって人生で一番重要なことである、結婚式には中日両国の礼儀で一番重要な位置を占めている。
本文は主な結婚式する前の結婚活動、即ち婚活文化の差異を着手して、更に中日における婚活文化の差異の原因を分析するが、その中から中日両国の思想文化の差異を了解するが、本論は結婚活動の規定要因を家族、社会制度、歴史など多角的観点から分析していく。
更に両国の文化交流を促進するために、中日関係の長期的に健康な発展を推進する。
キーワード:
婚活ブーム 社会現象 婚活文化
摘要
婚姻乃终身大事,婚礼在中日两国礼仪中占有十分重要的地位。
本文主要以婚礼之前的结婚活动即婚活文化的异同入手,进而分析中日婚活文化差异的原因,从中了解中日两国在思想文化上的差异,本文从家族,社会制度,历史等多角度的观点分析结婚活动的规定要因,以促进两国的文化交流,推动中日关系长期健康发展。
关键词:
结婚活动热潮 社会现象 结婚活动文化
目 次
要旨………………………………………………………………………………Ⅲ
摘要………………………………………………………………………………Ⅳ
1.はじめに…………………………………………………………1
1.1先行研究……………………………………………………1
1.2研究意義…………………………………………………2
1.3研究方法…………………………………………………2
2.中国における婚活文化の変化………………………………………4 2.1中国における婚活文化の歴史•…………………………………4
2.2中国で「婚活」の流行…………………………………………5
2.3「婚活」における流行の原因……………………………………5
2.3.1歴史の原因……………………………………………5
2.3.2民族習慣の原因……………………………………………6
2.3.3社会制度の原因……………………………………………6
3.日本における結婚活動の変化……………………………7
3.1日本における婚活文化の歴史……•……………………………7
3.2日本で「婚活」の流行•……………………………………………7 3.3「婚活」における流行の原因……………………………………8
3.3.1歴史の原因…………………………………………………8
3.3.2民族習慣の原因……………………………………………8
3.3.3社会制度の原因……………………………………………9
4.日中両国における結婚活動の比較……………………………10
4.1日中両国で「婚活」の共通点•…………………………………10
4.2日中両国で「婚活」の相違点…………………………………10
5.おわりに………………………………………………………………·12
参考文献………………………………………………………………13
1.はじめに
中日両国で結婚活動の形は近年大きく変化している。
しかし、「婚活」に関する研究は乏しく、その行動の成否や影響に関する影響は明らかにされていない。
また、現在では先行研究を探す中で、「恋愛と結婚の関係」を対象としたものは数多く存在したが、でも「婚活」の分析・研究はごくわずかであった。
そこで、最終目的である「結婚」の前段階にあたる「恋愛及び婚活」の部分で、人々の結婚活動に対する動機・インセンティブがどのようなものによって決められているか関心を持った。
特に合コンやお見合いなど各結婚活動で出会う相手にどのような要素・条件を期待しているか明らかにしたい。
そこで本研究では、結婚活動の規定要因を家族、社会制度、歴史など多角的観点から分析していく。
1.1先行研究
中村・佐藤(2010)は「恋人との出会い」を、「経済的要因」、「距離的・時間的アクセス機会」、「対人関係能力」の三つの観点から分析を行った。
第一に経済的要因に関しては、村上(2010)同様、男女ともに正社員の方が非正社員よりも恋人がいる傾向が見られた。
また、大企業勤務や専門・管理職のように、経済面ではアドバンテージのある男性に恋人がいない傾向があることが明らかになった。
第二に距離的アクセス機会の影響に関する分析では、「職場内の独身異性の人数」が、男性のみに有意な結果が出た。
つまり、男性は、職場内の女性の数が多いほど、恋人がいる傾向にあることが分かった。
時間的アクセス機会の影響に関する分析では、男性の場合は、残業と休日勤務は恋人の有無と有意な関連は見られなかったが、女性の場合、休日勤務をしていると、恋人がいない傾向にあることが分かった。
第三に対人関係能力については、友人つきあいが男性のみに有意な結果が出た。
たとえ男性同士の友人つきあいでも、友人つきあいをする方が、ほとんどしないよりは、対人関係能力を見が国に役立ち、それが恋人との出会いにも役立っていると言える結果となった。
村上(2010)は働き方、結婚意欲、活動の三つの相互メカニズムを男女別に分析した。
男女ともに、正社員は非正社員・無職よりも活発に活動しており、正社員では結婚意欲と活動率の関連が統計的に有意であるのに対し、非正社員・無職では結婚意欲と活動率の関連は有意ではないことが明らかになった。
さらに、男女別でみると、男性は働き方が結婚意欲にも影響し、意欲は活動に影響していた。
一方で女性は、結婚意欲と活動の間には有意な関連があったが、働き方と結婚意欲との関連は有意ではなかった。
一見、男性正社員は労働時間が長くなるため、結婚活動に費やす時間がなくなるように思われるが、この仮説は支持されていない。
村上は、正社員は職場で過ごす時間が長く、職場との関わりが深いため、紹介を依頼するなど活動しやすい可能性を指摘している。
また、デートやお見合いパーティーなど結婚活動には何かと費用がかかるため、収入が多い正社員の方が活発に活動しやすい可能性もある。
女性には男性ほど働き方と意欲の関連が見られなかったが、これは女性には結婚後の経済的役割はあまり期待されていないためである。
しかし、今後は女性の役割も変化し、年収の高い女性の方が交際相手を見つけやすくなると、村上は結論付けている。
郭松義(2003)は、結婚と家庭は人類の生活の中で、一番重要な構成部分であり、それは男女個人だけにとどまらず、並び家庭内の各メンバとの利益に繋がるとするが、しかも、社会活動と社会制度にも影響するので、異なる社会制度、異なる国家はその民族伝統により、異なる結婚と家庭の構成を招かれたと述べているが、または、現在社会で、「婚活パーティー」の規模を大きくしたものが「街コン」であり、街コンは近年全国的に急激に浸透してきた。
街コンとは、街を起こしての大規模合コンのことで、参加者は結婚相手を探せる上に、会場となる街にとっても大きな経済効果をもたらす。
1.2研究意義
日本の婚活と中国の婚活を研究することを通じて、以下の意義があると思われる。
(1)両者の異同点が見つかるかもしれない。
(2)異同点が生じた原因が見つかるかもしれない。
(3)両国文化の具体的対照研究の一例とすると同時に、両国文化の勉強に役立つかもしれない。
1.3研究方法
まず、たくさんの資料を調べて、日本の婚活と中国の婚活についての知識を身につける。
それから、先行研究を踏まえて、中日両国の歴史・社会文化などに結合・研究してみる。
中日両国における結婚活動の歴史・特色・共同点・差同点などを具体的に検討してみてから、日中両国で「婚活」について私見を提起する。
最後、研究成果をまとめ、今後の研究テーマを持ち出す。
2.中国における婚活文化の変化
2.1中国における婚活文化の歴史
中国では、婚活ブームが起こっているのは、結婚適齢期を迎えているのが1980年代に生まれた「80后」(バーリンホウ)を中心とした年齢層により、その彼らの結婚動向で引き起こされた婚活ブームとされたわけであるが、その婚活ブームをもたらす原因は下記の通りである。
中国の言葉は「無房不婚」という引き金により、誕生された「父母相親団」にきっかけとなる。
中国人にとって、結婚時の「三種の神器」は80年代の「自転車、ミシン、腕時計」から90年代の「カラーテレビ、冷蔵庫、洗濯機」、更に現在の「家屋、家屋の内装、車」に変わった(虞萍2008:
87)。
新居の購入は結婚時に不可欠で必要なことだと思っている若者が多い。
特に、若い女性の中で結婚相手が新居を買ってくれなければ、結婚しないという人が多い。
しかし、2004年~2006年の間に家屋の価格は急激に上昇し、その後も徐々に上昇し続けている。
2007年における全国の家屋の価値は1998年より92.9%上がった。
「光明網」というニュースサイトのデータによると、2010年に上海における家屋の価値と平均一人当たりの年収の比率は82:
1である。
いわば上海市民は82年間働きつづければ家屋が買え、25年間働きつづければ、頭金が払えるということである。
2011年の「中国大中都市青年住宅状況調査」によると、24.8%の都市にすむ若者は新居購入のプレッシャーのために結婚を遅らせた。
しかし、また67.4%の若者は結婚時、家を借りることもよしとしない(『黑龍江金融報』2011年第6期)。
このような状況のなかで「80后」たちは新居の購入を親に負担してもらうことが普通になった。
上記に述べた原因により、「父母相親団」が登場される。
例えば、「光明網」などのニュースのサイトは、上海中心部にある人民公園で組織される「相親角」(見合いで集まる場所)で近年にぎやかさが増していると報告している。
はじめのうちは数十人であったが、今では数千人規模の見合いになった。
「相親角」へ結婚相手を探しにいくのは当事者ではなく、親たちである。
親たちが子どもの将来を心配して、子どもの代わりに親同士の見合いをし、お互いが気にいったら、子ども同士の見合いに進む。
これが「父母相親団」である。
毎週末、数千人の親たちが「相親角」に集まり、提灯に見合いカードを貼り、自分の子どもの長所を売り込みながら、結婚相手を探す。
見合いカードの情報をみると、「80后」が多数を占め、男性より、女性が多い。
その中で「三高女性」も珍しくない。
親たちは見合いカードを見て双方の子どもの容貌、収入、家屋や車の所持の有無などを中心として面談する。
女性側は本人の写真を貼っている見合いカードが人気であり、男性側は結婚のための新居を準備したことを書いた見合いカードが人気になっている。
2.2中国で「婚活」の流行
これほど婚活が盛んな背景はといえば、急速な発展に伴う「剰女」「剰男」(女25歳前後・男30歳前後の適齢期を過ぎても結婚できない男女)の大量発生だろう。
一人っ子政策のあおりで、もともと適齢期の男性人口は女性より多い。
その少なめの女性が経済成長のなかで学歴をつけ、キャリアウーマン化。
そんな“スペック”の高い彼女たちを受け止められる男性は限られていて、男女ともに「余剰」が出てしまったというわけである。
2.3「婚活」における流行の原因
2.3.1歴史の原因
昔ながら、中国社会では元々、親によって相手が決まる「取り決め結婚」が殆どであったというお国柄である。
しかし国が大きく変わった1980年代以降、都市部を中心に、結婚前の恋愛は自由、結婚相手も自分で選べる、という現代風の意識に変化していったそうである。
しかし、それでも「結婚」となると、「恋愛」とは別という考えがあり、経済生活がまず念頭に置かれるというのが今でも一般的な意識だそうである。
学生時代の恋愛は学生時代だけのものと割り切っており、なんと「約8割の学生が、卒業と同時に別れる」そんなデータもあるそうである。
大学時代は親元を離れて自由恋愛ができるけれども、家族制度を重要視する文化、結婚の場合は、親の意見を抜きに相手は選べない。
さらに多くの若者が、親の援助がなければ結婚生活を送れない、という経済事情も原因だそうである。
このように「恋愛≠結婚」という意識がはっきりしているので、お見合い結婚や人づての紹介もとても一般的であるが。
時代の変化とともに、結婚紹介所も増加している一方である。
2.3.2民族習慣の原因
中国の婚活には、さらに大変なことがある。
親が子どもに代わって婚活をする、代理婚活となるが、それは、親族のプレッシャーである。
2014年1月14日、オーストラリアの中国語新聞に「もう無理矢理結婚させようとしないから、親切には帰省しなさい」と息子に呼びかける全面広告が掲載された。
春節に合わせて帰省した際に、結婚や恋愛を巡って家族と対立することを恐れる若者も多いのである。
2.3.3社会制度の原因
一人っ子政策を実施している中国では、男尊女卑という伝統的観念に基づき不法なやり方で男女の産み分けを行ったため、男女比の深刻なアンバランスが起こっている。
国際社会で正常と認められる数値は103から107であるのに対し、中国の男女差は2008年には120.56となったと伝えられている。
その結果、「剰男」と呼ばれる売れ残りの男性が深刻な問題になっている。
3、日本における結婚活動の変化
3.1日本における婚活文化の歴史
「婚活=結婚活動の略語」という言葉が初めてメディアに登場したのは、2007年11月5日号の『AERA』であった。
では、婚活が人々の間に浸透する以前、人々はどういう結婚活動を行っていたのだろうか。
まずは男女雇用機会均等法が施行された1986年4月からバブル崩壊の1990年代前半までを指す。
生まれ年の1960年代後半から1970年代前半にあたる。
この時期には、キャリアウーマンと言われる女性総合職が現れる。
しかし、当時の総合職女性にとって、仕事はあくまで「自己実現」のためであり、「家計の助け」という意識は低く、結婚後は「夫の収入に支えられ、やめる自由が確保されている」働き方を望む女性が多かった。
そして、この時代の夫婦は家系を一人でも支えられる夫と「自己実現のための仕事を持つ」妻という組み合わせであった。
次にはバブル崩壊から10年の間に社会に出た、1970年代後半生まれの女性たちを指す。
この時期には、不況による就職氷河期にあたり、正社員になれない男女が増加し、総合職女性は仕事と結婚や出産の両立はできないと感じ始めた。
ここまでの世代は、就労形態を問わず、全ての女性が「いずれ結婚する=夫が家系を担う」が前提の働き方となっている。
最後は1980年代前半生まれで30歳未満の世代である。
この世代では、やりたい仕事に就けているかどうかで結婚観が大きく変わってくる。
やりたい仕事に付いている女性は仕事と育児の両立を目指した生活スタイルを形成する。
一方でやりたい仕事に就けなかった女性たちは「専業主婦願望」を抱く。
これらの女性たちにとって専業主婦は憧れの地位であり、仕事は「生活のためにやらなくてはいけない苦行」と言えるだろう。
3.2日本で「婚活」の流行
自分なりの結婚を達成するための婚活が、より社会的・経済的に成功している人と結婚するための活動と流行っている。
そして、昔の「ロマンティック・ラブ・イデオロギー」は崩壊した。
ロマンティック・ラブ・イデオロギーとは、恋愛を基礎とする結婚こそ唯一の正当な男女関係であるとみなす、性と恋愛と結婚の三位一体規範を指す。
「恋愛と結婚は別」と考える女性が増えたことで、結婚の条件であった「愛」は必要とされなくなった。
『ロマンティック・ラブ・イデオロギーは、女性自身が女性の価値は結婚であるとみなすように仕向ける役目のほかに、女性の心の純真さや性的無垢さを保証する機能を持っていた。
しかし、女性の性的無垢さが性の自由化とともに女性の価値を保証するものではなくなってしまったように、不況の中で経済的に生き残ることが優先される競争社会になったいま、生きていくには結婚しかないという女性たちにとって、心の純真さや性的無垢さ同様に女性の価値を保証するものではなくなってしまっている。
3.3「婚活」における流行の原因
3.3.1歴史の原因
1960年代半ばまでは、結婚相手は親が決めるものという意識が高く、多くの場合はお見合い結婚であった。
ある意味で、親が子どものために婚活を積極的に行っていたわけである。
その後、徐々に女性の社会進出が始まり職場結婚が主流になっていきた。
今で言うような婚活は行なっていなかったかもしれないが、意中の相手にアプローチしてもらうためにはそれなりの努力を払ったことでしょう。
今ほど合理的な方法ではなかったにしろ、結婚するための活動は行われていたということになる。
女性の社会進出が進んでいくに連れ、お見合い結婚が減少していき、多くの人が恋愛して結婚するという形を望むようになった。
1985年半ばになると、出会いの場が職場だけではなくなり様々な場所へと多様化してきた。
それに伴い、出会いを積極的に求めていく人とそうでない人との間で、出会いの格差が生まれるようになった。
この頃から晩婚化や未婚の男女が増えるという土壌ができてきたとされている。
1990年頃にバブルが崩壊し、不況の10数年が始まった。
この頃には結婚に対する見方が消極的になり、結婚することが簡単にできなくなった時代でもある。
バブル崩壊の影響が薄れていく中で、結婚に向けて活動していく人も徐々に目立ち始めた。
しかし2007年に婚活という言葉が世に出たわけであるが、結婚活動というのは既に2004年頃から始まっていたと言われている。
3.3.2民族習慣の原因
結婚適齢期の子どもを持つ両親たちが、自分の子どもが置かれている状況を理解したことがこのブームの発端になった。
そして、結婚活動の大変さを理解した上でも結婚したいと思っていた未婚者たちが、このブームの後押しをしたが。
婚活という言葉が受容されていく過程である。
3.3.3社会制度の原因
結婚活動は社会全般の個人主義化、自由主義化が結婚行動に浸透していることと関連が深い。結婚に関する自由主義、個人主義は、「結婚は個人の自由であるから、人は結婚してもしなくてもどちらでもよい」というような意識として表現できる。
4、日中両国における結婚活動の比較
4.1日中両国で「婚活」の共通点
急速に少子高齢社会に向かう中国と日本では、婚活ブームが起こっているが。
男女に出会いのきっかけを提供するテレビ番組や、結婚相手を紹介するインターネットサイト、お見合いパーティーなどが人気を呼んでいるほか、週末の公園などでは、子供たちの釣書を持った親たちが参加するお見合い大会などが開かれている。
晩婚化、非婚化の波が押し寄せている中国と日本でも、結婚に対する焦りとあきらめが錯綜している。
4.2日中両国で「婚活」の相違点
日本でブームの「婚活」という言葉は、そのまま中国でも通用する。
婚活が現代の中国でも流行しているが。
おそらく日本の流行語が、いつしか定着したのでしょう。
言葉が受け入れられたのは、つまり中国でも「婚活」に情熱を傾ける人が多いからである。
仕事に夢中になるあまり、結婚適齢期を逃してしまった女性は「剰女」と呼ばれている。
直訳すると「残りものの女性」である。
なんとも失礼な表現であるが、「剰女」は才色兼備で経済力もある女性を意味する言葉なので、結局のところ、彼女たちのハートを揺さぶるような魅力的な男性がいない、ということなのかもしれない。
中国の「婚活」においては、女性以上に男性が厳しい状況に置かれている。
男女比の構造において、男余り現象が顕著だからである。
2011年春時点での出生人口男女比率は女性100人に対し、男性は118.06人である。
「一人っ子政策」が、男子偏重という弊害を生んだ結果、このような不均衡が常態化している。
選ばれる側の男性は、持ち家がなければ、間違いなく結婚相手の対象から除外されてしまいる。
日本の場合、外見で男性を値踏みする女性が少なくないが、中国で何より重要視されるのは経済力である。
ですから、世の男性は嫁を迎え入れる前提条件として、家を手に入れるため必死に奮闘している。
日本同様、「婚活ビジネス」も花盛りである。
各地でお見合いパーティーが開催され、恋人探しのサイトにも多くの男女が登録している。
サイトを見ると彼らの真剣さが伝わってきて、なかなか興味深いものである。
お見合い番組も百花繚乱である。
なかでも、2010年1月に江蘇省のテレビ局が放送を開始した「非誠勿擾」は、中国人なら知らない人はいないほどの高視聴率を誇るお化け番組である。
女性の出演者は美女揃いなのであるが、いかんせん女性側の買い手市場であるため、カップル誕生率は低いようである。
また、「草食系」の口下手な息子や娘にかわり、両親が相手探しに奔走するケースも珍しくない。
子子孫孫の繁栄を願うのが中国の伝統である。
両親としては、自ら「婚活」に動かずにはいられないのだろう。
5.おわりに
「婚活」という言葉が時代のキーワードとして定着したように、最近までの出会いの主流であった「恋愛結婚」からとは言え、昔からある「お見合い結婚」の素晴らしさと必要性が見直されて現在では年々、婚活サービスやお見合い結婚の利用者が増加していると言われている。
中国の都市において子どもたちは親との絆が強く、物心ともに依存している現状が「自由恋愛」を難しくしている。
一方、一人っ子政策をめぐる中国特有の歴史的文化的経緯があるものの、都市の結婚による婚活の実態は前述で詳しく説明した。
なお、中国では儒教的伝統の反映と考えられる家族(親)からのプレッシャーや社会的規範から、結婚することへの外発的動機付けが強い。
これに対して日本では、女性においては、文化的背景や出産年齢という制限もあり、比較的強い外発的動機があるが、男性ではこの動機が弱い。
しかも中国においては、人生が発展していく過程の中に結婚が位置づけられている。
ところが、日本では、このような人生に対するビジョンが、相対的に弱く、結婚の位置づけもあいまいにならざるを得ない。
または、日本では、「未婚化・晩婚化」とそれに少なからず起因する「少子化」が大きな社会問題になっているが、少子高齢化及び晩婚・非婚時代において、理想の結婚相手を見つけるためには、就職活動と同じく幅広い情報の入手や積極的なアピールが欠かせないという意識が、若い世代の「婚活」を後押ししているようであるが。
女性の高学歴化と社会進出が進むなかで、「結婚=出産」やジェンダー規範はいまだに強く、親との関係性が結婚に影響するという点で、日本の「婚活」ビジネスも盛んでいると言えるでしょう。
今後、中日両国の婚活については、実際に未婚者は、どの程度、結婚を目指すための積極的活動(婚活)を行っているのだろうか。
今回の本稿では、調査しなかったが、本当に残念な気持ちと思うが、独身者で婚活を行っていると自己認識している人に対してはどうなるかについては、今後の研究に期待したい。
参考文献
[1]佐藤・永井・三輪編.『結婚の壁』[M]、東京:
勁草書房、2010
[2]岩澤美帆.「職縁結婚の盛衰からみる良縁追及の隘路」[M]、大阪:
三省堂、2010
[3]山田昌弘.『「婚活」現象の社会学』[M]、大阪:
東洋経済新報社、2010
- 配套讲稿:
如PPT文件的首页显示word图标,表示该PPT已包含配套word讲稿。双击word图标可打开word文档。
- 特殊限制:
部分文档作品中含有的国旗、国徽等图片,仅作为作品整体效果示例展示,禁止商用。设计者仅对作品中独创性部分享有著作权。
- 关 键 词:
- XX 论文 修改