日语精读第十课.docx
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日语精读第十课.docx
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日语精读第十课
第十課 鏡
村上春樹
さっきから、ずっとみんなの体験談を聞いてるとね、そういったタイプの話には幾つかのパターンがあるんじゃないかって気がするんだよ。
まず一つはこちらに生の世界があって、あちらに死の世界があって、それが何かの力によって、どこかでクロスするっていうタイプの話だね。
例えば幽霊とか、そういうの。
それから、もう一つは、三次元的な常識を超えた、ある種の現象や、能力が存在するってことだね。
つまり予知とか、虫の知らせとかね。
大きく分けると、その二つに分類できると思うんだ。
で、そういったのを総合してみるとさ、みんなどちらか一方の分野だけを集中して、経験しているような気がするんだな。
つまりさ、幽霊を見ている人はしばしば幽霊は見るんだけど、虫の知らせを感じることはまずないみたいだし、虫のしらせをよく体験する人は、幽霊って見ないんだね。
どうしてだかは、よくわからないけれど、そういう個人的な傾向というのは、確かにあるみたいだね。
なんとなくそういう感じがするんだ。
それから、もちろんどちらの分野にも適さないって人もいる。
例えば僕がそうだね。
僕はもう三十何年生きているけれど、幽霊なんて一度も見たことがない。
予知むとか虫の知らせとか、そういうのを経験したこともない。
二人の友達と一緒にエレベーターに乗っていて、彼らが幽霊を見ていながら、僕は全く気づかなかったということもある。
二人ともグレーのスーツを着た女が、僕のわきに立っていたって言うんだけど。
女なんて絶対に乗ってなかったんだ。
我々三人きりだった。
うそじゃないよ。
それにその二人もわざわざ僕をかつぐようなタイプの友達じゃないんだ。
まあ、それはそれで、すごく気味の悪い体験だったけど、それにしても僕が幽霊を見てないということに変わりはない。
とにかくそうなんだ。
僕という人間は幽霊だって見ないし、超能力もない。
なんというか、実に散文的な人生だよな。
でも僕にも一度だけ、たったの一度だけ、心の底から怖いと思ったことがある。
もう十年以上前の話なんだけど、これまで、だれにも話したことはない。
口に出す事さえ、怖かったんだ。
口出しちゃうと、同じようなことがまた起こるんじゃないかって気がしてね、だからずっと黙ってた。
でも、今夜は、みんなが順番に、それぞれ怖い体験談を聞かせてくれたわけだし、ホストである僕が、最後に何も話さずに、場を閉じるというわけにもいかない。
それで、僕も思い切って話してみることにする。
いや、いいよ、拍手はよしてくれよ。
そんな大した話でもないんだけらさ。
前にも言ったように、幽霊も出てこないし、超能力もない。
僕が思っているほど、怖い話じゃなくて、なんだ ということなっちゃうかもしれない。
ま、それはそれでいい。
とにかく話すよ。
僕が高校を出たてのは、60年代末の例の一連の紛争の頃でね、なにかといえば、体制打破、という時代だった。
僕もまあ、そんな波に飲み込まれた一人で、大学に進むことを拒否して、何年間か、肉体労働をしながら日本中を彷徨ってたんだ。
そういうのが正しいだと思ってた。
ま、若気の、至りというかね。
でも、今から考えてみれば、楽しい生活だったよ。
それが正しかったとか、間違っていたとかじゃなくて、もう一度人生をやり直すとしても、たぶん、同じことをやっているだろうね。
そういうもんだよ。
放浪の2年目の秋に僕は2か月ばかり中学校の夜警をやった。
新潟の小さな町のある中学校さ。
僕はちょうど夏の間、かなりタフに働いたせいで、少しのんびりしたかったんだ。
なにしろ、夜警ってのは楽なんだよ。
昼間は用務員室で寝かせてもらってさ、夜中になってから、全校舎を2回チェックすればいいだけだからね。
それ以外は音楽室で、レコード聴いたり、図書館で本を読んだり、体育館で一人でバスケットボールをしたりしてたよ。
夜中に学校で一人きりというのは悪くなかったね。
いや、ちっとも怖くなんてないさ。
だって18、19のころなんて、全く怖いもの知らずだもんね。
君たちは中学校の夜警なんて、したことないだろうから、手順を一応説明しておくと、見回りは午後の9時と、午前の3時に1回ずつやるんだ。
そういうふうに決められている。
校舎はけっこう新しいコンクリートの三階建てで、教室の数は18から20。
そんなに大きな学校じゃないんだ。
それに、音楽室とか、裁縫室とか、美術室、それに、職員室やら、校長室なんかがある。
校舎以外には、給食室と、プールと、体育館と、講堂がある。
それだけをざっと見回るわけさ。
見回るチェックポイントは20くらいあって、歩いて、1つ1つ、それを確かめ、ボールペンでOKサインを用紙に書き込むんだ。
職員室ーーOK、実験室ーOK、で具合にね。
もちろん、用務員室に寝転んだままOK、OKって書いちゃうこともできる。
でも、そこまで、手は抜かなかったよ。
というのは、見回ったって、まあ、大した手間ではないし、それに、変なのが忍び込んでたりしたら、寝込みを襲われるのは、こちらだものね。
で、9時と3時に、僕は大型の懐中電灯と木刀を持って、学校を回る。
左手に懐中電灯、右手に木刀だよ。
僕の高校時代、剣道をやっていたから、腕には自信がある。
相手が素人なら、たとえ向こうが日本刀の真剣持ってたって、別に怖くなかったさ。
その頃はね。
今なら、一目散に逃げるよ、勿論。
それは10月の初めの風の強い夜だった。
寒くはなかった。
どちらかというと、蒸し暑いくらいの気候だった。
夕方ごろから、やけに蚊が多くてね。
もう秋だというのに、蚊取り線香を二つつ付けてたのを覚えてるよ。
ずうと風が音を立てていた。
ちょうどプールの仕切り戸が壊れていてね、これが風に煽られて、ばたん、ばたんと、うるさかった。
直そうかとも思ったんだけど、暗くてなおしようもなかった。
それで、ひと晩中、ばたん、ばたんさ。
9時に見回った時には、何も起こらなかった。
20のチェックポイントは、全部OKだった。
鍵はちゃんとかかっているし、何もかも、ちゃんとあるべき場所にあった。
変わったことは何もない。
僕は用務員室に戻って、目覚まし時計を3時に合わせて、ぐっすり眠った。
3時に時計のベルが鳴った時、僕はなんだかすごく変な気がした。
うまく説明できないんだけれど、実に変な気分なんだよ。
具体的に言うとね、起きたくないわけさ。
体が起きようとする、僕の意思を押し留めてるような感じさ。
僕は寝起きはとてもよいから、そんなことって、あり得ない。
で、無理に起き上がって、見回りの仕度をした。
相変わらず、ばたん、ばたん、ていう仕切り戸の音が続いていた。
でもね、その音が、何かしら、さっきとは違うような気がするんだよ。
気のせいと言われれば、それまでだけど、うまく体に馴染まない。
嫌だな、見回りたくないな、と思った。
でも、やはり意を決して、行くことにした。
だって、そういうのって、一度ごまかすと、その先、何度もごまかすことになるからね。
僕は懐中電灯と木刀を持って、用務員室を出た。
嫌な夜だったよ。
風はますます強くなって、空気は、ますます湿っぽくなっていた。
肌がちくちくして、気持ちがうまく集中できないんだ。
まず最初に体育館と講堂とプールを片づけた。
どれもOKだった。
戸は、頭の狂った人間が、首を振ったり、頷いたりするみたいな感じで、ばたん、ばたん、開いたり、閉じたりしていた。
すごく不規則なんだ。
うん、うん、いや、うん、いや、いや、いや、……っていった感じの音なんだよ。
なんだか変な譬えだけど、その時は、本当にそう感じたんだよ。
校舎の中も、別に異常はなかった。
いつものとおりさ。
ざっと見回って、用紙のチェックポイントに、全部OKサインを書き込んだ。
結局、何も起こらなかった。
それで、僕はほっとして、用務員室に戻ろうと思った。
最後のチェックポイントが給食室の横のボイラールームで、これは校舎の東端にある。
一方、用務員室は西端にある。
だから、いつも、僕は一階の長い廊下を歩いて、用務員室に戻ることになる。
もちろん真っ暗だよ。
月が出ていれば、少しは明かりが入ってくるけど、そうでなきゃ、まるで何も見えない。
懐中電灯で、少し先を照らしながら、歩いて行くわけさ。
その夜は、台風が近いから、もちろん月なんて、出てない。
ほんの時たま、雲が切れても、すぐに、また、真っ暗になってしまう。
その夜は、いつもより、急ぎ足で廊下を歩いた。
バスケットボールシューズのゴム底が、リノリウムの上で、シャキッ、シャキッって音を立てた。
緑のリノリウムの廊下さ。
苔が生えたみたいなくすんだ緑色だった。
今でもよく覚えてるよ。
その廊下の真ん中辺りに、学校の玄関があるんだけどね、そこを通り過ぎた時に、突然「あれって感じがしたんだ。
暗闇の中で、何かの姿が見えたような気がしたんだ。
脇の下が、ひやとした。
僕は木刀を握り直して、そちらの方向に向き直った。
そして、そちらに、ぱっと懐中電灯の光を投げ掛けた。
下駄箱の横の壁辺りだ。
そこには僕がいた。
つまり——鏡さ。
なんてことはない、そこに僕の姿が映っていただけなんだ。
昨日の夜までは、そんな所に、鏡なんてなかったのに、いつの間にか、新しく取り付けられていたんだな。
それで、僕はびっくりしちゃったわけさ。
全身が映る、縦長の大きな鏡だった。
僕は、ほっとすると同時に、ばかばかしくなった。
なんだ、くだらない、と思った。
それで、鏡の前に立ったまま、懐中電灯を下に置き、ポケットからたばこを出して、火を付けた。
そして鏡に映った僕の姿を眺めながら、一服した。
窓から、ほんの少しだけ、街灯の光が入ってきて、その光は、鏡の中にも及んでいた。
背中のほうからは、ばたん、ばたん、っていうプールの仕切り戸の音が聞こえた。
たばこを3回くらい吹かした後で、急に奇妙なことに気付いた。
つまり、鏡の中の像は、僕じゃないんだ。
いや、外見はすっかり僕なんだよ。
それは、間違いないんだ。
でも、それは絶対に僕じゃないんだ。
僕には、それが本能的に分かったんだ。
いや、違うな、正確に言えば、それはもちろん僕なんだ。
でも、それは、僕以外の僕なんだ。
それは、僕がそうあるべきではない形での僕なんだ。
うまく言えないね。
この感じを、他人に言葉で説明するのは、凄く難しいよ。
でも、その時、ただ一つ、僕に理解できたことは、相手が心の底から、僕を憎んでいるってことだった。
まるで、真っ暗な海に浮かんだ、固い氷山のような憎しみだった。
誰にも癒すことのできない憎しみだった。
僕には、それだけを理解することができた。
僕はそこにしばらくの間、呆然として立ち竦んでいた。
たばこが指の間から床に落ちた。
鏡の中のたばこも、床に落ちた。
我々は同じように、お互いの姿を眺めていた。
僕の体は、金縛りになったみたいに、動かなかった。
やがて、やつのほうの手が動き出した。
右手の指先が、ゆっくりと、顎に触れ、それから、少しずつ、まるで虫みたいに顔を這い上がっていた。
気が付くと、僕も同じことをしていた。
まるで、僕のほうが鏡の中の像であるみたいにさ。
つまり、やつのほうが、僕を支配しようとしていたんだね。
僕はその時、最後の力を振り絞って大声を出した。
「うおう」とか「ぐおう」とか、そういう声だよ。
それで、金縛りがほんの少し緩んだ。
それから、僕は鏡に向かって木刀を思いきり投げつけた。
鏡の割れる音がした。
僕は後も見ずに、走って部屋に駆け込み、ドアに鍵をかけて、布団を被った。
玄関の床に落としてきた火のついたたばこのことが気になった。
でも僕はもう一度そこに戻ることなんてとてもできなかった。
風はずっと吹いていた。
プールの仕切り户の音は夜明け前まで続いた。
うん、うん、いや、うん、いや、いや、いや、……って具合にさ。
こういう話の結末ってわかると思うんだけれど、もちろん、鏡なんて、初めからなかったよ。
太陽が昇るころには、台風はもう去っていた。
風もやんで、太陽が暖かい、くっきりとした光を、投げ掛けていた。
僕は玄関に行ってみた。
そこには、たばこの吸い殻が落ちていた。
木刀も落ちていた。
でも、鏡はなかった。
そんなの、もともとなかったんだよ。
玄関の下駄箱の脇に、鏡が付いたことなんて一度もなかったんだ。
そういうことさ。
というわけで、僕は幽霊なんて見なかった。
僕が見たのは——ただ僕自身さ。
でも、僕はあの夜味わった恐怖だけは、いまだに、忘れることができないでいるんだ。
そして、いつもこう思うんだ。
人間にとって、自分自身以上に怖いものが、この世にあるだろうかってね。
君たちはそう思わないか?
ところで、君達はこの家に、鏡が一枚もないことに気付いたかな。
鏡を見ないで、髭が剃れるようになるには、けっこう時間が掛かるんだぜ、本当の話。
さ
人生は山登りのようなものさ。
それは僕も気付いているさ。
間違いは誰にでもあるさ。
そんなことはないさ。
一晩ぐらいの旅行で一々自宅へ電話することもないさ。
腹をたてるのは知恵がないからさ。
最初は好奇心から始まるのさ。
汽車に乗ってね、二日もかかってここへ来たのさ。
でも僕が言うのはそういう意味じゃなくて、君と話せたのがとても嬉しかったっていうことさ。
要するに今のところ、結婚なんかする意志は無いというわけさ。
とにかく、心配することはないさ。
それがわかれば問題ないさ。
それはあきらめるほかはないさ。
私は君をがっかりさせたくないだけさ。
君は君の好きにすればいいさ。
そんなに眠っちゃあ、頭が痛くなるさ。
帰るんなら、俺と一緒に帰るさ。
ねえ、そんなに気にしないでさ。
一体なんの話しさ。
今夜ホテルで、パーティーがあるんだってさ。
いつまでも幸せに暮らしましたとさ。
こういうとこにわさ、あまり、いつまでも、いない方がいいと思うよ。
うえのお兄ちゃんは、子供のときから、すっごく出来がよくてさ、いつでも一番でないと、気が済まないってとこあったのよ。
その晩のおかずが、とろろ、でさ、あたしはとろろが大嫌いだったんだけど、言えなくてねえ、「大好きです」って言って……寒い台所で目つぶってのみ込んだけど…
露骨にいえばさ、あの娘さんを、不幸にした原因は僕にある。
ただ、よく分からなくなるの、時々さ、あんたがどんな人なんだろうって。
だってさ、いつかお母さんが言ってたでしょう。
でもさ、あと10年か15年したらさ、世の中のタクシーの多くがロック流しながら走ってる、と思わない?
それはそれで
最近は、各省庁でもボランティアの育成に力を入れ、市町村単位での組織化を奨励するための補助金なども出すようになってきた。
それはそれで、結構なことである。
しかし、とかく、上からの力で動かす活動には、権威主義や形式主義の弊害がともないやすい。
労働時間を短くする方法を探るにあたって、ひとまず欧米型のやり方が基準にされてきた。
それはそれで意味があったし、これからもないわけでわない。
しかし、いよいよ本格的に週休2日制を中心に、私たちの社会の転換を進めるにあたっては、ただのものまねでは済まない。
環境庁は排水規制の対象をひろげ、外食産業にも目を光らせようとしている、という記事があった。
それはそれで、歓迎するが、家庭排水にも問題がある。
たとえば東京湾の汚れの半分は、家庭が垂れ流す雑排水によるものだという。
ごぶがりの似合う人もいれば、坊主あたまの似合う人もいる。
それはそれでいいのだが、丸刈りを一斉に強制することが教育の場にふさわしいことかどうか、となると議論が分かれる。
多数の名刺がすべで一枚の小さなICカードに記憶されることもあるだろう。
私たちは今に、そういう記憶器をポケットに入れて暮らすようになるだろう。
それはそれで、悪いことではないが、その普及につれてわたしたちの記憶力は衰えてゆくのではないか。
暇を見つけては、スナック通い。
バー通い。
カラオケでうたい、あいも変らぬ、憂さ晴らし。
それはそれでいいけれど、そういうことに時間は費やされ、、結局、そのまんまで一生終わっちゃう。
それでよければ、それでいい。
大学の卒業予定者が胸に抱く就職の条件とは、多分に一方的で身勝手なものである。
そんな夢を描けるのは、この時期の特権なのだから、それはそれで、一向にかまわない。
ただ、その夢がどれほど脆いものであるかは、就職試験に失敗していくにつれて、みるみる明らかになる。
私は長いあいだ、軍人として人生を送ってきたし、それはそれで後悔はしていない。
父が買い与えてくれる本は、科学物語か、偉人伝のたぐいばかりだった。
しかし、それはそれで私にとって大変興味ぶかい種類の本だったと思う。
「告げ口は、したほうも、されたほうも傷つけるわ。
」「いいのよ、それはそれで。
こちらに、やましいことがなければ、心配ないわ。
」
よな
じゃ、ちょっとショックをうけたのも仕方ないよな。
知らないことは教えられないし,無いものは出せないよな。
こういう歌ってのも、確かにいいよな。
あの奥さん、女傑だよな。
はやく結婚してりゃ、よかったんだよな。
同情されたって、傷付くだけなんだよな。
こういう手紙なら、美術館に飾りたくもなるよなあ。
楽でいいよなあ。
悲しいよなサラリーマンは。
たまには、いいよな、こう言うところで、お話するのも。
もっとうまくやってくれよな。
わかったら、教えてくれよな。
気がむいたら,またこいよな。
階段から落ちないようにしろよな。
そんなに泣くなよな。
誤解しないでくれよな。
いつかお前、言ったよな。
俺の言ってることは、あんたわかるよな?
いつだったか、こんなことあったよな?
おかあさん、通帳、ちゃんともってきたよな?
確か俺は最初にあんたに言ったよな、何を聞くかはあんたの勝手だけど、答える、答えないは俺の勝手だってな。
これほど哀しいことはありません。
畜生に似た人間も数に限りなく存在します。
何かと言えば、すぐに喚き散らす。
吠える。
目下のところ、弟は、何かと言えば、アメヤ、絵本や、おもちゃヲ、姉に取り上げられているが、そのうちに或る日、姉を突き飛ばし、積年の恨みを晴らすために、攻勢に転ずるだろう。
首相はリクルート疑惑が政治問題になって以来、何かといえば、『政治改革の推進』を盾にする姿勢が目立つ。
首相は21世紀へ向けた『懇談会』を作るという。
新しい政権ができるたびに首相の私的諮問機関が設置されるのが、慣例のようになってきた。
もちろん独善では困るが、何かといえば、『懇談会』任せにするのは、そろそろやめたらどうか。
『運動不足で筋力が弱っているから、もう少し歩くように』、ちょっと階段を上がっただけで、息苦しくなると、訴えてきた若い女性社員に、そういうと、『あの先生は、何かといえばすぐに、歩け、歩け。
あれしか、言わないんだから。
』
猫はめったに集団生活をしない。
イヌやサルと同様、何かといえば群れたがり、また群れなければ生きにくいのが現代の人なのだから、これはまことにうらやましい。
そんな大学像が、浮かび上がってくる。
『先端的な研究で大学が企業に立ち遅れているため、国内、国際的な学術交流に支障が生じている』と答えた教官が54%もいた。
何かといえば財布を頼られる経済大学の蔭には、こんな嘆きがある。
仕方がないと言えば、それまでだが、そう頑固にしていないでもよかろう。
いっさいを無意味だと言えばそれまでだが、僕はすべての言葉を意味ぶかく感じ取って、生きていきたいと思うよ
意気地がないといえばそれまでだが、ゆくすけは、この少年をかわいそうだと思った。
どの家にも人を見送った経験者がいたのだといってしまえばそれまでだが、おかげで昭子がそうした純日本式の作法の数々を学ぶことになった。
わが国の官庁と業界にまたがる風土といってしまえばそれまでだが、こうした体制では大きな制度改革はなかなか推進できない。
風とは地球上の空気の動きである、と言ってしまえばそれまでだが、昔の人々はかぜを神の往来と考え、害をもたらすこともある風の気配に、異常を感じ取った。
国民性の違いとか、個性とか、言ってしまえば、それまでだが、日本人もちょっと意識を変えたり、心掛けていれば、かなり違うはずだ。
スポーツ人生は終わればそれまでだけど、家族との人生はこれからもずっと続くからね。
生きているものは死ぬのが当たり前さと、俺のように考えてしまえばそれまでだよね。
プロだ者、当たり前じゃないか、といわれればそれまでだ。
6というわけで。
近頃、大きな鰻料理屋へ行くと、前菜が出る、椀盛りが出る、刺身が出る、煮物が出る。
というわけで、せっかくの鰻が運ばれて来るころには、私などは満腹になってしまう。
明治五年この日、太陰暦を廃して太陽暦採用の詔書。
12月3日を明治6年1月1日にする、というわけで、つまりこの年は、大晦日がなくなっちゃった。
その一つずつが、募金活動をしたのでは、集まる金額のバラツキがあまりに大きい。
無駄ガ出る。
というわけで、終戦直後の昭和22年共同募金が始まった。
日本車が品不足になって値上がりし、その影響でアメリカの車も値上がりしている。
つまり、長びく規制で一番割を食っているのは米国の消費者ではないか。
というわけで、貿易摩擦の非難を浴びても、私たちには何か釈然としないものが残る。
特にオペラの場合は、幕あいの1杯の酒が、より華やかな気分を盛り上げてくれる。
欧米では、ごく当たり前の演奏界風景ではないか。
というわけで、クラシックと、アルコールが手を組んだようだ。
きっかけを作ったのは東京、赤坂のサントリーホールらしい。
引き抜いた口金を、不心得ものが、ぽいと捨てる。
それで、人が怪我をする。
動物が飲み込んだりする。
それなら、穴を開けた後も、口金が缶から離れない工夫をしよう。
というわけで、できたのが、口金を押して、穴を開ける方式だ。
米国では、ずっとと前から普及し、引き抜く形式の缶を、禁止する州が増えた。
おれは行くぜ。
おれも君の家に遊びに行くぜ。
それじゃ、そうさせてもらうぜ。
手伝ってやるぜ。
明日の夕方までにはここにつれて来てやるぜ。
桜が咲いたぜ。
今夜は月がないぜ。
茶柱が二本も立ってるぜ。
三越デパートの世界宝石店は、明日から中止だぜ。
この町の連中は、皆、俺達のことを祝ってくれたんだぜ。
おれは約束を守る男だぜ。
でも、そこにいると危険だぜ。
剣道部は厳しいぜ。
あの女とはうまくいかないよ、おめえ、またひどい目に遭うぜ。
どうやら、あすは雨になるかもしれないぜ。
もう少し雨が弱くなったら、一回りしてみようぜ。
おい、今日は、マグロの刺身ぐらい、食おうぜ、おれがおごってやるよ。
もう一遍、洗うんだぜ。
おい、その電話機、すぐ消毒したほうがいいぜ。
出発しないとおくれるぜ。
言葉の使い方
1.むしのしらせ(虫の知らせ)
これに似た不安は、これから先、何度でも、色々な程度において、繰り返さなければ済まないような虫の知らせがどこかにあった。
あれが「虫の知らせ」、というものではなかったか。
今から振り返ると、虫の知らせ、と思える言動や、前兆の症状が浮かんでくる。
わしが死ぬということが・・・・・・虫の知らせだよ・・・・・・
朝から、そのつもりだったのだけれど、後になって、秋本は、虫の知らせだと言った。
その奥へはいって見ようという気になったのは、虫の知らせだったろうか、それとも、こういうこともあろうかと、あらかじめ、大型の懐中電灯を用意しておいたからだったろうか?
2.わかげのいたり(若気の至り)
「若さの余り、血気にはやって思慮分別を失う」という意を表す。
もう一つ、50歳代、60歳代ともなると、かつての「若気の至り」の野心からも、解放される。
部下のひとりが彼のところへ駆け寄って来て、まだ危ないから、もう少し待って頂きたい、万全を期したいから、といった時も、みちすけは大見
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